ピン穴のオイルラインなど少しだけモデルチェンジした新型ショベル用KBピストンでトルクプレートも取り付け,クリアランス規定値確実にボーリングし組み上げ1時間ほどで焼き付きました。かなりの台数ボーリング作業しましたが旧型KBピストンではこの様な早期焼き付きは1度もなかったです。原因はエキスパンダーリングにありました,その後まったく同じ規定値でボーリングし新型KBで組み直しエキスパンダーリングのみ適切な条件で取り付けしました結果ベストの状態で走行しております。社外アイアンピストンもこれと同じ傾向がよくあります。エキスパンダーリングとピストンの相性は重要と思いますが普通の人はピストンクリアランスが渋いと思い再度少しオーバーでボーリングしますが,それは大間違いで御座います。トルクプレートボーリングと下面垂直研磨してあればKBピストンは3/100クリアランスでも焼けません。社外ピストンでも5/100でも焼けません。怖いのはこの波波の精度の悪い適当にチョイスされるエキスパンダーリングだけ。
